今のロンドンのインディシーンは実はものすごく刺激的で、10代からの若者たちがメインストリームに対して真っ向からNO!と言ってのける姿勢を崩さず、個性的でリアルな自己表現としての音楽というものに、真摯にかつ柔軟に取り組んでいる、そんな芯のしっかりとしたバンドが多い。確かに彼らの音だけを聴くとパンクとかグランジといった既存のジャンルにカテゴライズされてしまうけれど、それはあくまで彼らがチョイスした様式(フォーム)なだけであって、昔の「これが生きざまだ」みたいなウザイ重みは皆無。
このDead Prettiesもしかり、イキオイだけの能天気な「パンクバンド」という括りには納まりきらない、余白部に秘められたポテンシャルと、どこかクールなしたたかさが見え隠れする、いかにもキョービの若者バンド然としていて、良い感じの花マル。
しかし残念なことに、2017年の終わり頃、Facebookで突然の解散宣言と、ほんとあっという間に駆け抜けていった幻のバンド(笑)
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