2018/04/25

2018月4月・ロンドンに春を飛び越して夏が来た?しかし私の心はブルーなのだ


今年の1月にひいた風邪を延々とこじらせた2018年第一四半期。4月に入って、そろそろ回復の兆しを見せたかな?と思いきや、毎日毎日飽きもせず雨が続き、灰色の空はいつもドヨ~ンと重く垂れこめ、4月にはあるまじき気温の低さに「これじゃ治るものも治らんわ!」と半ば自棄になりながら、欝々悶々と日々を過ごしておりました。

ロンドンのイコニックな建物のひとつTrellick Tower


日本で育った純ジャパの私にとって、4月というのはイコール=春爛漫の花曇り&ウキウキソワソワなのだが、そしてそれに近い匂いを昨年の4月頃当時住んでいたダブリンでも感じていたのだが、ここロンドンではどうやら様子が違うというか、延々と雨ばっかで、延々と寒くて超ミゼラブル!・・・と落胆しきり。

そして追い打ちをかけるように、日本の皆様がSNSなどにアップする春爛漫の写真に、郷愁望郷の念を掻き立てられ、いやはやなんとも悩ましいやら。

ウチのダンナさんに言わせると、イギリスの4月というのはエイプリルシャワーという言葉があるくらい、月間を通して雨が続く時期らしく(日本の梅雨みたいなものか)、「だからこそ6月7月の夏が愛おしいのだよ」と、なんか訳の分からないロジック展開をされたものの、こちらとしては「解せない」の一言だ。

あまりに雨ばっかりで癪に障るので、とりあえず折り畳み傘でも新調して気分を揚げよう!と、プチプロジェクトを立ち上げたが、この国の折り畳み傘テクノロジーと価格設定があまりに残念すぎて逆効果に終わった。




ともあれ、4月なのに心は真冬のまんま、というヤサグレた心持で過ごす日々インAprilオブ倫敦。そんな私に追い打ちをかけるように急遽もたらされた衝撃のニュースが・・・。



なんと5年レジデンスカード申請却下

それにともない解雇処分

いきなり、ジョブレス(笑)

しかし滞在許可の再申請→弁護士料、再申請料とかさむ出費は情け容赦なく

さらにあんなに沢山支払ってるNHSすら使用停止

歯の治療終わってなかったのに・・・

うわー

わー




とはいえ、いつまでも凹んでばかりもいられないので、とりあえずは気分転換に外出よう!と、近場のリージェントパークへ真昼間から繰り出した4/19の木曜日は、奇しくもロンドンに珍しい熱波がやってきた日でもあった。

夕刻のリージェントパーク

この日の最高気温はなんと29.1度。4月の最高気温としては史上2番目らしく、前回はなんと70年近く前の1949年の29.4度だというから、ちょっとしたニュースにさえなった。

ギラギラの太陽やカンカンの高温とは縁遠いイギリスでは、20度を超えると夏だ~!とばかりに、貴重な太陽の光を求めて人々はワンサカワンサと外へ繰り出す。しかし、それがいきなり29度じゃ、キミ達さすがにヘバっちゃうんじゃないの?なんて、ちょっとだけ意地悪な気持ちになったのだか、いやいや、ブリティッシュピーポーを見くびっちゃイカン。

夜の8時過ぎまで陽が落ちないサマータイムのロンドンで、29度の炎天下の中、水着や短パンやサマードレスに身を包んだ紳士淑女(には程遠い面々も)が、仕事や学校帰りであろうか、両手にワインボトルやビールをイッパイ抱えて、ワンサカワンサと公園へと流れ込んできた。まだ桜が満開のリージェントパークは、さながらニッポンの花見シーズンのように、あちこちに酒盛りグループがワイワイと。

ま、私も一緒になって飲みましたけど、これは夏日とか関係なく単なるヤケ酒。


天気がいいからとりあえず飲むーという人達でイッパイのLiverpool St駅

この異例なサマータイム模様は、その後も数日続き、無職でヒマだけ持て余している私などは、ロンドンのあちこちへ出没しては、好天気に浮かれるイギリス人達と一緒になって飲んだくれて、なんか色々と憂さを晴らしておりましたとさ。

というか、私はいつまでこの国にいられるのかが心配になってきたよ。ブレグジットのあおりが、こんな形で身に降りかかってくるとはね、フン!

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