2017/12/17

ロンドンの光景・どこもかしこもクリスマス

オックスフォード通りはフローティングライトが幻想的

昨年の今ごろはダブリンで過ごしていたけれど、運の良いことに暖冬で好天にも恵まれ、寒さや暗さは然程気にならなかった。しかし、今回ロンドンで迎える初めての冬は、12月の声と共に寒さも厳しさを増し、天候も悪く常に曇りか雨模様・・・と、外に出るコト自体が苦行になるくらい、寒くて暗くて隠滅としていて、このままじゃ鬱になりそうだわ、とため息ひとつ。

ダブリンで日本人として働くということ・英語学校のマーケティング




いわゆる英語学校は教育機関なのか、ビジネスなのか、はたまたコミュニティなのか、ダンバーシティという文化なのか?

という疑問が私の中にはずっとあったのだが、多分その回答となるのは、「全ての要素を包容しながらも、何に重きを置くかによって、その学校の本質が見えてくる」なんだろうな、と思うようになった。それはきっと、ダブリンのとある語学学校でマーケティングリサーチとセールスプロモーション企画のお手伝いをする機会に恵まれたからかもしれない。

2017/12/13

ダブリンで移民として働くということ・中華系テイクアウト専門店1


 ダブリンに移住した当初の数ヶ月は、入国の際に取得した配偶者ビザの延長に時間がかかり、正規の会社勤めがオフィシャルにできない中途半端な時期でもあった。

ノホホンと専業主婦でもしてれば良いものの、貧乏性というか「何かしてないとウツになっちゃう」気質のため、とりあえずはアルバイトでも!と、ダブリン市内の飲食店や小売店へ足しげく通っては履歴書をセッセと配ること数週間。

結局地元フィブスバラで、華僑系ビジネスマンが経営する”なんちゃって日本食”テイクアウト専門店のカウンター業務を2か月ほどすることになった。

2017/12/10

ダブリンに住む・Dublin 7 Phibsborough(フィブスバラ)


フィブスバラといえば、Phibsborough Shopping Centre(フィブスバラ ショッピング センター) ・・・しかし、いわゆる小奇麗なショッピングセンターを想像してはいけない。

2017/11/24

ダブリンに住む・ダブリン北側は治安が悪い?

ダブリン7のフィブスバラにある悪名高いカブラパーク

ダブリンの治安について

一般的にアイルランドの首都ダブリンは治安のよい都市と言われ、現地の語学学校が生徒獲得のマーケティング戦略として謳う「アイルランドに留学すべき○つの理由」のひとつとしても必ず挙げられている。

ただしそれは、あくまでグローバルスタンダートから見た視点であり、決して「お財布を片手に持って道路を歩いても安心な日本の感覚」から鑑みた意見ではないことは留意したい。

2017/11/18

Classical Spectacular(クラシカル・スペクタキュラー)に見るイギリスの愛国心



先週末の11月17日にRoyal Albert Hall(ロイヤルアルバートホール)で開催された Classical Spectacular (クラシカル・スペクタキュラー)に行ってきた。


実はモリッシーのチケットを取ろうと思い会場のサイトを見ていたのだが、高価なボックスシートしか残っておらず、では他に何か面白そう公演はないかな~?とサーチしていたら、なんとなく発見。


このクラシカル・スペクタキュラー、正式なクラシックコンサートというよりは、有名どころの曲を単発演奏しながら、レーザー光線やラインダンスが加わるという、なんともエンターテイメント系の催事。

2017/09/30

イギリスで飲むお茶

イギリスといえば、いつでもどこでもまず一杯の紅茶。



それもリーフティをポットに入れて・・・なんて気取った入れ方ではなく、普通にスーパーで大箱買いするティーバックを大きなマグカップに放りこみ、熱湯をなみなみ注ぎ数分おいて、ティースプーンの腹でティーバッグをギューギュー押して「紅茶エキス」を最後の最後まで絞り出し、出来上がった真っ黒に濃ゆい紅茶に、今度は牛乳をドバドバと入れてほどよい濃さのミルクティに仕上げるのが、普通の庶民のイギリス人達が好む「いつもの一杯」で、これを朝から晩まで1日に何杯も飲む。

2017/07/14

ロンドンの移民として思うこと



人種差別ノー!なんてコトは、部外者の立場だったらいくらでも簡単に言える。

日本人というマイノリティの移民としてロンドンで生活していると、自分自身が人種や文化や階級といった差異によって、差別したり・されたり、逆差別したり・されたりと、どちらの立場でもある経験を沢山する。つまり、被害者であり加害者であり、傍観者であり偽善者である、ということか。

2017/06/30

Back to London ロンドンに戻ってきた!



当初は永住するつもりで移住したダブリン。

ようやく仕事も見つけ、新しい家にも移り、さて生活が安定するか?ぞなもし・・・、という時に、今度はイギリスのロンドンへお引越し!という事に相成った。

いやいや、人生分らんというか、そこまで私に挑戦してくるのか?と、ちょっと呆れたのだが、実は正直言うと 「うわっ、マジ? なにそれ、めっちゃ嬉しい~!」 なのである。

ダブリンの下町に住んで



2016年の秋から、半年ほどアイルランドのダブリンに住んでいた。

イギリスにムリクリ取り込まれた北アイルランドではなく、ビョークを生んだアイスランドでもなく、U2とギネスとセントパトリックディの国、負の歴史を抱えたルサンチマンが隠しきれないまま、しかし武骨な人の良さがにじみ出るアイルランド。

一見イギリスっぽい光景が広がるのだけど、やっぱりどことなく野暮ったくて田舎臭い(それはいい意味でも悪い意味でも)、というのが私個人的な印象。

長い冬を挟んでの季節だったせいか、更年期のウツっぽい精神状態だったせいか、非常に荒んだ場所に住んでいたせいか、今から思い返すと結構ハードな半年だったような、気もする。

2017/02/27

ダブリン市民の歩くスピードは異常に早い

アイルランドのダブリンに移り住んで最初の2ヵ月くらい、とにかくやたらと歩き回っていた。

元々そんなに歩くのは好きじゃないし、すぐに自転車やタクシーに乗りたがるし、「趣味は散歩です」なんて健康的な老年期は絶対に迎えないであろう私が、なんでこんなにテクテク歩くのだ?というと、まぁ、いくつか思い当たる節があった。



1季節に恵まれた
ダブリンに着いたのは10月の後半。この晩秋という季節がらか、暑くもなく寒くもなく、雨もあまり降らず快晴が続き、お散歩にうってつけの日々が続いていた、というのが第一の理由。

2交通事情
第二に、ダブリンという街自体が非常にコンパクトで、歩けるサイズの都市であるというのも大きい。さらにダブリンには地下鉄がなく、メインの交通機関であるバスは料金が高く、交通渋滞のノロノロ運転が日常茶飯事、そしてすぐに満員になって乗せてもらえないことが多いため、結局「歩いた方が楽だし、早い」ということになる。

 3心情的なもの
また、これまでの海外暮らしの経験からも、このダブリンという土地を深く知るためには、まずはアチコチ歩き回って、直にダイレクトに接して、人や街の息吹を肌で感じることが大事なんじゃないか?という個人的な心情というか信条のようなものが、自身の中に根付いていたから、というものある。

4現地事情への適合
そして最後に、ダブリンの人々は基本よく歩く、という現地事情に馴染みはじめ、気が付いたら「家から歩いて45分くらいかな」といった会話に驚かなくなるほど、「歩くのがフツー」というマインドセットに切り替わってきた。


ということでダブリンに来てからというもの、毎日平均して2時間以上は軽く歩くようになって、ま、健康的っちゃー健康的ですね。ただ、スネの筋肉(前脛骨筋)がパンパンになりやすいのと、股関節が痛くなってくるあたり、歩く姿勢の悪さと、メキメキ肥えてしまった体重、そして外国暮らしの不安を払拭しようと常にキリリッ!と力み過ぎている自分自身が、しっかりと反映されているのが面白い。



ところで、こうして日々テクテクと歩いていると、とあることに気が付くようになった。

なんか、やたらと、他の人に追い抜かれていく・・・!

正直、歩くのは結構早い方だと思っていただけに、なんか解せない。東京や大阪の雑踏の中、サクサクスイスイと歩を進めるのがデフォルト化していた自称シティガールとしては、なんかプライドがガツーン、ってくらい周りの人達に追い抜かれる。それも、若い人達だけでなく、老人とか、学生や、子供にまでスイスイ追い抜かれては、ポカーンとする、日本のオバチャンinダブリンの街角。

これは私が「歩くのが遅い」のではなく、彼等の歩くのがやたらと早いのだと、後に気づいたが。確かに足の長さも違うし、歩き慣れてるってのもあるだろうけど、それにしても、そんな競歩状態でノンストップ・ウオーキングはシンドクないのか、ダブリナーズ達よ?

ところで世界の都市で一番歩くのが早いのはドコだろう?と思いググッてみたら、こんなリサーチ結果がありました。世界の各都市の路上で、人々が18mを何秒で歩くかを調査した結果とのこと。

Singapore: World's fastest walkers - CNN.com
Pedestrians all over the world are moving faster than a decade ago, according to scientists who have conducted a study into the pace at which people walk.

1位 シンガポール
2位 コペンハーゲン(デンマーク)
3位 マドリード(スペイン)
4位 広州(中国)
5位 ダブリン(アイルランド)

予想していたNY(8位)を押さえて、ダブリンが堂々の第5位。東京なんて19位だし、あれだけ早いと思っていたロンドンも12位どまり。大阪がないんだけど、もしあれば15位くらいかな?

ちなみに6位以降はこんな感じ。
(2018年追記:現在ロンドンに住んでいるのだが、ダブリンの競歩ペースに慣れてしまったせいか、街行く人々の歩くペースが遅くてイラっ!とすること多し、です)

 6 位  クリチバ (ブラジル)
 7 位  ベルリン (ドイツ)
 8 位  ニューヨーク (アメリカ)
 9 位  ユトレヒト (オランダ)
10位  ウィーン (オーストリア)
11位  ワルシャワ (ポーランド)
12位  ロンドン (イギリス)
13位  ザグレブ (クロアチア)
14位  プラハ (チェコ)
15位  ウエリントン (ニュージーランド)
16位  パリ (フランス)
17位  ストックホルム (スゥエーデン)
18位  リュブリャナ (スロバニア)
19位  東京 (日本)
20位  オタワ (カナダ)