2016/11/01

逗子からダブリンへ



2016年の10月下旬に、それまで10年近く住み親しんでいた逗子を離れ、アイルランドのダブリンへと移り住むことになった。

なにゆえにダブリンなのか?



日本で20年連れ添ったイギリス人のダンナさんが、50歳を過ぎたころから「そろそろ自国文化圏へ戻りたい」とボヤきはじめたのが事の発端。最初は聞く耳を持たなかった日本人妻の私も「もし海外に住んで仕事をするのなら、年齢的にも今が最後のチャンスかもしれない」と感じ始め、「ならばイギリスへ移住しましょうか?」という話になった。

元々イギリス好きが高じて、若かりし頃にロンドンへ家出をし、自然と口をついて出てくる英会話にビビりながらも前世はイギリス人だったに違いない!と根拠なき確証を強め、映画にしても音楽にしても基本的にブリティッシュ贔屓だし、気が付いたらイギリス人のダンナさんを日本へ個人輸入したくらいなんだから、イギリスに移住に反対する理由なんてないじゃん?むしろ万々歳なのでは?なんて思うようになった。

そこで、日本人妻とイギリス人夫が英国内に住むには、どのような手続きが必要なのか?に関して、色々と情報を集めたわけですよ。で、思った。


ふざけるなイギリス、了見狭すぎ。


経済的な証明、住居の確保、外国人配偶者の英語力と英国文化の理解、申請手続きにかかる費用等々、まあ理解できなくはないけど、そこまで厳しくする必要はあるのだろうか?と首をかしげること多々あり。そしてさらに浮上してきたのが、Brexitブレグジットという、イギリス国を挙げてのナショナリズム台頭と、Xenophobiaゼノフォビア的な感情論。

えー、そんな排他的な国に住むなんて、チャレンジャーすぎない?

と、私もダンナさんも怯みまくり、代替え案としてアイルランドはいかがなものか、ということになった。EUだし、ほとんどイギリスだし(←超失敬な発言①)英語通じるし、多分ソルト&ビネガーのポテチもあるはず。

イギリスがEUから抜ける前に、うちのダンナさんがEU市民である間にアイルランドに移住して、日本人妻である私が「EU市民の配偶者ビザ」を取得してしまうのが得策ではないかと。ゆくゆくはEU脱退してしまうイギリスの配偶者ビザよりも、EU全体で有効な配偶者ビザの方が、広がりがあるじゃん?ということで、私とダンナさんが合意。そして、アイルランドへの移住が決定した。

でもね、アイルランドって、全然興味ないのよ。なんか田舎っぽいイメージしかない。そそらないというか、あがらないというか、まーしょーがないっかー、って感じで(←超失敬な発言②)ま、これからの人生がどんな風に流れていくのか、興味深々ではあるのだけどね。


ダブリンの北西に広がるフェニックスパーク

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