2010/10/09

Dark side of the lens

「何かにハマる」というのは、その対象は何であれ、たとえばそれがヨガであれ、武道であれ、舞踏であれ、サーフィンであれ、ダイビングであれ、結局のところ本質の部分はおんなじなんじゃないかな、と常々思っている。



「道がつくものは格が高い」とか、「ストリート系はファッションだ」とか、そんなことはちっともなくて、茶道に静謐な悟りを見出すのと、スケートボードで空を舞い神と対話する瞬間と、その間になんら差はない。

対象がなんであれ、自己とも他者とも妥協せず、犠牲とリスクをその身に引き受け、失敗し、怪我をし、何かを失い、傷つき、傷つけ、耐えて、手放し、執着し、それでも、なお繰り返し立ち向かう、いわゆる「○○○バカ」の、内から生起する原動力とは?



おそらく、言葉にはできないなにか、他者から伝え聞き理解するものではなく、実際の体験をもって知る、崇高と畏敬に包まれた純粋な真実の瞬間、それを垣間見た者、「狂人の囚われ」なのだと、個人的には解釈している。

しかし彼らのその姿は、決して愚かでも見苦しくもなく、むしろ混じりけなしのクリアさに圧倒されるばかりだ。

Relentless Energyの主催する短編映画コンペ出展作品である“Dark side of the lens” は、アイルランドのサーフィン写真家Mickey Smithが、自身のバカぶりを描いた、とても美しく胸を打つ作品だ。数日前にニューヨークのサーフィン映画フェスティバルで優勝したので、ご存知の方も多いかと思うけど、未見だったらぜひ!

Dark side of the lens





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