2009/11/03

いつまでもデブと思うなよ・岡田 斗司夫




レコーディング・ダイエット、すなわち実際に食べたり飲んだりした物をそのまま記録し、どれだけ自分が「太るために努力をしているか」の事実を目の当たりにすることから始まる、習慣病としての過食をリセットするダイエットです。



食べる量が必要な量を超えているから肥満となる。この単純な計算式を頭では理解していても、食べたい欲求に突き動かされてしまう。食べたいから食べる・・・その欲求の根源はどこからくるのか?身体が欲している声なのか、感情やアタマが欲している声なのか?身体はお腹イッパイと言っているのに、なぜ自分は飢餓感に苛まれているのか?心の隙間を食べ物で埋めようとしているのか?その隙間はなにか?

私自身14歳のときから摂食障害をわずらった肥満児でした。人生の大半をダイエットに費やし、結果的に精神をもっと傷つけ、身体の声が聞こえない過食体質になっていました。常に「食べてはいけない」の声が頭に響き、我慢するのがあたりまえ、食べて「しまった」ら吐くのがあたりまえ、自然な欲求も抑制し、いつも心はひもじく飢えていました。こんなに我慢して食べないようにしてるのに、なぜ太っているのだろう?と悩んでいました。そんなときにこの本を読み、実際の食生活の記録を始めたところ、笑えるほど沢山食べていたことが判りました。太るはずです。なーんだ、と気が楽になりました。

では、なぜ食べるのか?それはどのような感情や感覚を伴うのか?どのようなパターンがあるのか?埋めたい穴ボコはいったいなにか?を探求するようになり、沢山の気づきがあり、自分を更に深く知るキッカケとなりました。

挑戦的なタイトル、そのベストセラーぶりに、真剣なダイエット本ではないだろう、と思われがちですが(私もそうでした)、かなり奥深い本質を突いた「自分探求」のきっかけとなる本です。

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